LUSH LIFE OFFCIAL BLOG


▼2012 MARCH


#55 二転三転、さらにもう一回転?

 

"Craft Beer House LUSH LIFE" は、2012年春、桜新町に新規オープンする予定でしたが、資金調達の遅れによりスケジュールが大幅にずれております。併せて、仮申込をしていた店舗が時間切れとなり、店舗を一から探さなければならない状況となっています。そのため桜新町での開業は一旦保留とし、3月中旬より新しく店舗を探している最中ですが、やはりいい物件はそう簡単には出てきません。かれこれ12カ所ほど見てきましたが、どれも「帯に短し、襷に長し」といったところ。これはといった物件にはなかなか出会えません。

 

そんな中で、今のところ最有力なのが上の写真の物件。詳しい場所はまだ言えませんが、駒沢の表通りに面したビルの、1FとB1F部分、広さは約72㎡とまずまずとなっています。ただし、1FとB1Fの階段部分がデッドスペースとなるので、実質的には60㎡前後となる模様。今年の3月に竣工したばかりのホヤホヤで、外観も美しく雰囲気もかなりいい感じですが、駅から徒歩6分と、若干遠いのがマイナスポイント。他にいい物件が無ければココに決めるつもりですが、鎌倉のこともあるので、契約するまでは安心できません。それと、4月2日(月)に店舗内を現調する予定で、そのときに不都合な部分が見つかるかも知れませんので、最終判断はそれからになると思います。今度こそはすんなりと決まってほしいのですが。

 

もうしばらくは、この状態が続きそうですね。

 

※"Craft Beer House LUSH LIFE"  Grand Open:11th June, 2012(予定)

 


#54 太ったコウモリ

いきなりですが、写真は昨年から乗りはじめたTSSCのFATBAT(太ったコウモリ)というサーフボード。サイズは、7'2"(218cm)×61cm×7.3cmで、シェイパーは造道 卓氏。ロングボードのようにテイクオフが早く、ショートボードのように軽快な動きが可能というインプレッションと、ずんぐりむっくりのシルエットが妙に気に入り、つい買ってしまいました。確かにテイクオフは早いのですが、ショートボードのような軽快な動きは、今のところ実感できていません(要は下手っぴぃということです)。それでもそこそこ遊べるので、最近はほとんどこの板にしか乗っていませんが、波のサイズが上がると、やはりこの長さではちょっと持て余し気味です。そんなわけで、もっと短い板があればいいなと思っていたら、あるじぁありませんか。

短い板がある事は、つい最近知ったのですが、昨年の7月にはシェイプされていたようです。

で、左の写真が "FATBAT mini" とも呼べる短い板で、サイズは5'4"(163cm)×51cm×6.5cm。上のボードをそのまま短くしたのではなく、テール部分のふくらみを抑えて、全体のバランスをとった形になっています。形からしてミニシモンズ的な乗り味かなと推測されますが、実際に乗った人の感想は、

 

「たるくて速い波でしたが、テイクオフはロング?並みかとおもうほど速く、うねりから立てて、何よりもターンの伸びが凄いです。リッピングは難しいですが、カービングの伸びは凄いです。見た目が凄くいいFATBAT。僕のお気に入りです。ビーチでかなり楽しめるボードです。」


さらに驚いた事に、ノーズライドも可能とのこと。

 

いいですね、かなり欲しくなってきていますが、これ以上ボードが増えると置き場所に困るのと、何より家庭内に波風が立つことが予想されるので、決心がつきません。値段もそこそこしますしね。諦めるべきか?それとも揉めるのを承知でオーダーするか?迷うところです。

最近は海に行く機会も減り、お腹のぜい肉もボーダーラインを遥かに超えてきているので、買うことでサーフィンへのモチベーションをもう一度高め、お腹の肉といろんな心配事を一気に吹き飛ばすというのも有りかもしれませんね。................“どうする!”

 

結果については、また改めて。

 

TSSCは、関西のレジェンドサーファー、テリー篠原氏が創設したブランドで、「テリー・シノハラシェイピングカンパニー」の頭文字からきているとのことです。関東の人にはあまり知られていないようなので、注釈としました。

 


#53 Noble Rot : A hybrid of beer and wine in thousands of years

実験的なビール造りが特徴の、"Dogfish Head Craft Brewery" から、またまた野心的なビールが出たようです。

製品名は "Noble Rot" 、日本語で「貴腐」と言う意味。ワイン好きの方にはお馴染みの「貴腐ワイン」同様、ボトリティスと呼ばれる慈悲深い菌に感染しているヴィオニエのブドウからつくられたジュースを、麦汁に加え発酵させて造られた、いわばワインとのハイブリッドビールと呼べるもの。

言い方が正確かどうか分かりませんが、発酵前の糖分の割合は、葡萄による糖分が49.5%、麦芽による糖分が50.5%と、葡萄と麦芽がほぼ1:1の割合でブレンドされており、そのためかABVは9.0%と、バーレーワイン並みとなっています。

ただIBUは18とそれほど苦くはないようですね。

今年の1月から本格的に出荷を開始したようで、まだ日本には入ってきていません。そのため、あくまでも想像ですが、フルーティなアロマとややスパイシーな味わい、色は薄く泡立ちは控えめといったところでしょうか。

 

YouTubeに映像がアップされていましたので、ご覧ください。

(英語力がないため、間違いや説明不足の部分があると思いますので、お気づきの方は是非コメントをお願いいたします。)

 

以上。


#52 Aecht Schlenkerla Rauchbier Märzen

"Aecht Schlenkerla Rauchbier Märzen"

Bitterness : 30 IBU
Alcohol by Volume : 5.1%
Original Gravity : 1.054
Malts : Original Schlenkerla Smoke malt 
Hops : -

 

本日は新橋にある『J's Backerei』におじゃましました。何種類かあるドイツビールの中から、チョイスしたのはラオホ。ラオホといえばもちろん"Schlenkerla" 。スモーキーなキャラクターで、ローストした麦芽の甘味が特徴の、わりとお気に入りのビールです。ホップの苦味はそれほど強くなく、スモークのアロマが強烈に香ばしい、好き嫌いがわかれる味だといえます。

 

シュレンケルラ・ラオホビア・メルツェンを醸造しているヘラー=トゥルム(Heller-Trum)醸造所は、ドイツ南部の古都バンベルグ(Banmberg)にあります。歴史あるバンベルグは旧市街地が全て「世界文化遺産」に指定されており「小さなベニス」と呼ばれる大変美しい町です。設立は1678年と歴史があり、現在は5代目によってその伝統が受け継がれ、今もモルト造りから醸造に至る全ての工程で伝統的な製造法を守り、その独特な風味を維持。ラオホ(Rauch)とは、独語で「煙」の意味。このビールは、3年寝かせて乾かした地元フランケン地方の森のブナの丸太を1日以上かけて燃やし、その薫煙で燻して乾燥させた「燻製モルト」を使って醸造しています。

 

ヘラー=トゥルム醸造所の製品の95%がラオホであり、シュレンケルラ・ラオホビア・メルツェン以外にも更に濃厚な「シュレンケルラ・ウアボック(Ur-Bock)」、「ラオホビア・ヴァイツェン」などを醸造しています。

※シュレンケルラの語源は、フランケン地方の古い言い回しで「千鳥足」のこと。独語の動詞にSchlenkern(シュレンケルン;ユラユラ揺れながら歩く)というのがありますので、そんな語感なのでしょうが、末尾の“la”の辺が典型的にこの地方(フランコニア)の方言のようです。王冠にも片手にビール、片手に杖をついて歩いている「酔っ払い」がデザインされています。

 

【参考・出典】

brillat savarinの麦酒天国  http://blogs.yahoo.co.jp/brillat_savarin_1/1768633.html

 


#51 初音ミクでブレイクしそうな "VOCALOID" の可能性

今朝、ワイドショーを何気なく見ていたら、今更ですが<初音ミク>が世界的な盛り上がりをみせているといった話題の映像が流れていました。ただ局地的な盛り上がりを拡大解釈するいつものアレかと、あまり真剣に見ていなかったので前半部分はスルー。後半部分に、「ロンドンオリンピックのオープニングで<初音ミク>が歌うことを熱望」というコメントがあったため、それが引っかかり、そこからまともに見始めました。

映像はアメリカのどこか(場所は忘れました)で行われた、<初音ミク>のフィルムコンサート。しかも3DのCGアニメと、かなり本格的。観客は当然アメリカ人ですが、その数およそ1,000人。観客のノリやコスチュームは、日本のアニメファン?と何ら変わりのないものでした。<初音ミク>のコスプレが至る所にあふれ、それがまた日本人以上のクオリティだったりするので、本当に盛り上がっているんだと納得。そうしてロンドンオリンピックのオープニングに、レディ・ガガと並んで<初音ミク>が招待されるのでは、といったコメント。それはあり得ませんね。

 

番組では盛り上がりの理由の一つとして、自分が作詞作曲した曲を<初音ミク>に歌わせることが出来るソフトを紹介していました。開発したのはなんとヤマハ。ソフトの名前は「VOCALOID」といい、<初音ミク>以外にも、『鏡音リン(女性)』と『鏡音レン(男性)』『巡音ルカ』というバーチャル・アイドルにも対応しているとのこと(ついていけません)。たまたまテレビ局にそのソフトを持っていたAD君がいたので、その彼が実際にプログラムして歌わせていましたが、操作は比較的簡単で、歌うだけだと1時間もかからずにプログラムできるようでした。

このソフトの開発者(名前を忘れてしまいました)によると、いろんな人の音声を人工的に作る事が可能らしく、番組では植木等にパヒュームの「ポリリズム」という曲を歌わせていました(ソフトの名称はウエキロイドというらしいです)。何年か前にソニーの「QRIO」という、踊って歌うヒューマノイド型のロボットがいましたが、その音声はいかにもコンピュータ合成の、音の繋がりがぎくしゃくした感じの音でしたが、「ウエキロイド」の音声は、繋がりも滑らかで、普通に聴くとコンピュータの音だとはわかりません。ただ、音の強弱が苦手なようで、ちょっと元気の無い植木等となっていました。こうなると当然、その他の有名人、例えばジョン・レノンやエルビス・プレスリーなんかの新曲も作る事が可能なわけで、ポール・マッカートニーとマイケル・ジャクソンの第3弾コラボも可能なわけです。ただし、所詮は合成音声ですから、似せれば似せるほど魅力がなくなっていくようですね。これはロボットが人間に限りなく近づくと、ある時点で突然、嫌悪感を感じるという「不気味の谷現象」と近いものがあるようで、開発者は「人の声だと思わないで、楽器だと思えばその不気味さも回避できる」として、似てるけど?といった「?」の部分を残すようにしているとか。

 

今後はこの技術がどのような形で発展していくか、見当つきませんが、是非"VOCALOID" で作られたプレスリーやジョン・レノン、マイケル・ジャクソンの新曲を聴いてみたいですね。ただCDになっても恐らく買わないでしょうが。

あと、そうなった場合の著作権は、どこに帰属するんでしょうか。

ま、どうでもいいことですが。

 


#50 3.11に思う事

東日本大震災から1年が経ちました。

 

この1年、公私ともにいろんな出来事がありました。

東日本大震災は社会的に大きなインパクトを与えましたが、自分の生き方にも大きな影響を及ぼしたように思います。

2008年のリーマン・ショックは、日本人の価値観を経済の面から変えましたが、東日本大震災は、世の中の在り方というか、生きていくうえでの価値観というものに大きな変化をもたらしました。

それは自分だけかもしれませんが、一番大きいのは仕事に対する考え方とか、接し方が大きく変わったことです。

それまでは自分の仕事に対しては、ヤル気の強弱はありましたが、仕事そのものに疑問を感じる事はほとんどありませんでした。

自分たちが扱う商品を売るためには何をすればいいのか、どういった仕掛けを施せばユーザーは注目してくれるのかといったことを、プランニングし、実践する事が主な業務でしたが、それに対する興味が薄くなってしまったのです。

職場環境の変化というのもありましたが、それまで築き上げてきたものを、津波が一瞬にして破壊していく様を目の当たりにすることで、モノに対する執着心というのが薄れていった事は確かです。

 

そのせいもあってか、その頃から自分の仕事の社会的な価値というものを考えるようになりました。

 

もちろん、社会的価値があるかどうかが、仕事の優劣を決めるのもではありませんが、人のため、社会のため、あるいは人や社会との繋がりを実感することに、魅力を感じるようになったのです。

この仕事は社会とどのような関わりを持てるのか、どのような評価を得られるのかが大きなモチベーションとなりましたが、残念ながら事はそう簡単にはいきません。

会社という組織の中で働く以上、自分一人で課題や目標を決めることはできないので、そこにジレンマが発生し、活力を奪っていくのです。

 

そうして仕事に対する興味が薄れていく中、震災の一ヶ月後に父親が他界することに。

このことも、今考えると大きかったように思います。

年齢的には、大往生といえる歳だったので、亡くなったことそのものには無念さといったものはありませんでしたが、大震災で感じていた空虚感も重なり、仏教用語で言う「諸行無常」というものを強く意識するようになりました。

当たり前のことですが、永遠に続く事など皆無で、大げさに言うなら一日一日が違う日なんだと。

映画「風と共に去りぬ」のラストシーン、主人公の有名な台詞で、

 

After all, tomorrow is another day.


というのがありますが、その時はまさにその心境で、諦めと希望とが複雑に絡み合い、日々気持ちに鞭打つ状態だったように思います。

 

そして、運命を決める早期退職プログラムの実施。

そんな状態だったこともあり、迷わず手を上げることに。

 

現在、クラフトビールメインのビアパブの新規開業をめざし、準備を進めていますが、3.11後に抱いていた仕事を通じての人との繋がりや、社会への貢献といったものを、どう具現化していくかはまだ見えていません。

ただ少なくとも前職よりは、人との繋がりが深くなる事は確かだと思います。

そして、その事を自分自身で決める事が出来るのです。

とはいえ具体的な事はまだ書けません、また書くことが出来たとしても、書いた瞬間に非常に軽い言葉になりそうです。

そんな訳で、まだまだ五里霧中といった状況ですが、節目となった今日から、また新たな気持ちで目標に向かって進んでいく事にしたいと思います。

 

さて、どうなることやら。

 


2 コメント

#49 SanktGallen 一気飲み

"Amber Ale" 

 Bitterness : 24 IBU
 Alcohol by Volume : 5.2%
 Original Gravity : 1.048
 Malts : Pale ale, Crystal20°L, 60°L,Carapilis,
            Munich, Chocolate
 Hops : Willamette, US Saaz Chinook

 

“カラメルモルト”を使った、コク深い琥珀色のビールで、ローストモルト特有の香ばしさがわずかに感じられます。サンクトガーレンのHPでは「モルトの風味を引き締めるようにホップを利かせました。モルトのうまみを際だたせるために、ノーブル(高貴な)ホップと総称されるザーツ・ホップで貴賓のある香りを、ウィラメット・ホップで柔らかな優しい香りと苦味を溶け込ませました。飲み飽きないビールです。」とありますが、勉強不足のせいで、高貴な香りというのが実感できません。とはいえ、アンバーエールとしての旨さは他にひけをとりません。数々の受賞歴が物語るように、またサンクトガーレン自ら言っているように、ライトなビールに物足りなくなったら、このビールを飲むことをお薦めします。

"Pale Ale" 

 Bitterness : 36 IBU
 Alcohol by Volume : 5.6%
 Original Gravity : 1.058
 Malts : Pale ale, Crystal40°L, 60L,Carapilis,
 Hops : US Nugget, Perle, Cascade

アメリカンペールエールスタイルのペールエールは、少し強めのアルコールとIBU36という苦みにより、パワフルでとても爽やかなビールに仕上がっています。通常の約1.2倍のモルトと約2倍のホップを使用することで、より深いコクと苦みを演出。カスケード特有の鼻腔に広がる柑橘系の香りと、ナゲットの苦みのバランスがちょうど良く感じられます。
「普通のビールに満足していない方、海外で飲んだあのビールの味が忘れられない方、それに応えられるのがこのビールかもしれません。」と言い切っているところに、醸造所の自信が見てとれますが、確かにその通りかもしれませんね。どっしりとした味のビールを飲みたいときにはお薦めです。

"Brown Porter" 

 Bitterness : 20 IBU

 Alcohol by Volume : 5.5%

 Original Gravity : 1.05

 Malts : Pale ale, Crystal 20°L, 60°L,

            Munich, Chocolate

 Hops : Willamette, Chinook

 

最後はスタイルとして好きなポーターについて。

(撮影写真を消してしまったのでメーカー写真でご勘弁を)

 

「麻薬でも入ってるんじゃないか」と思うくらいクセになる、
他では飲めないOnly1黒ビール

 

サンクトガーレンのHPでは、上記コピーを用いてブラウンポーターの美味しさを伝えています。確かに他のビールとは違うほろ苦さには、ビールというよりは濃いめのコーヒーを飲んでいるような、そんな気分にさせられます。ウィラメット・ホップの特徴であるマイルドでわずかにスパイシフルーティー&フローラルなアロマがわずかに感じられますが、それもチョコレートモルトの風味に負けているようですね

チーズや卵料理といったコッテリ味の料理の相性は抜群、あと意外にもお蕎麦にも合うとのことですがその部分について?ですね。

 

以上、今回は「サンクトガーレン一気飲み」と銘打って、文章を書いてみましたが、味を文章で伝えるのは難しいですね。やはり実際に飲んで自分の舌で味わうのが一番、他の人の評価を参考に自分なりに味わうのが一番、改めてそう思ってしまいました。

 


#48 季節限定ビール "KOKO BROWN" 今年も発売開始!

 

KOKO BROWN

  Bitterness : 28 IBU
  Alcohol by Volume : 5.5%
  Original Gravity : 13.3 P
  Malts : Premium 2-Row, Victory, Carapilis,
             Munich, Chocolate
  Hops : Cascade, Willamette, Warrior, Millennium

 

Kona Brewing Company は今年も春期限定ビール "KONA BROWN" を3月より発売。この "KONA BROWN" は、チョコレートモルトに加えトーストされたココナッツの抽出液を使用しており、甘いココナッツ風味とカカオの様なロースト風味がミックスされた面白いビールとなっています。

泡立ちおよび泡持ちは比較的良く、色はマホガニーのような深いこげ茶色。口に含むと前述のとおり、ココナッツとカカオの様な風味が感じられるのが特徴的です。そのため、好き嫌いがハッキリと分かれるかもしれませんね。特にココナッツが苦手な人には、ちょっと難しいかもしれません。

かくいう自分は割とこの味が気に入っており、また購入するつもりでいますが、サーフィン好きというのもその理由のひとつにあげられます。コナのビールはどれもが一目でハワイと判るようにデザインされており、その部分が飲む時の気分を盛り上げるのに役立っています。さらに雰囲気だけではなく、何度も言うようですが、味も非常にしっかりとしております。この "KOKO BROWN" も含め、すべてのビールが本格的に造られており、ある意味、飲む人の期待を裏切る結果となっているようです(意外と美味しいという意味で)。やはり、そこが一番の理由ですね。

 

ちなみにラベルデザインはココ・ヘッドを望むマウナルア湾でのスタンドアップパドルボードが描かれています。その他のビールにも、ワイキキでのロングボード、パイプラインのチューブ、キラウエア火山、ワイメア湾でのアウトリガーカヌーetc. とハワイをこれでもかというほど表現、それも独特のタッチで。これを見るとどうしても飲みたくなってしまうのは、ハワイやサーフィンが好きな人にとっては仕方の無い事かもしれません。

 

また今夜もコナビールになると思います。

 

以下、Kona Brewing Co.のホームページより  

 

A Nut Brown Worth Cracking

Is there anything more iconic of the lush tropics than the coconut? The delicious heart of this island treasure has a nutty, toffee flavor and aroma that sends you straight to the beaches of Paradise. Kick back with a Koko Brown, brewed with real toasted coconut, and savor the mahogany color and smooth, roasty malt taste.

 

Suggested food pairings

Koko Brown pairs well with coconut and caramel flavors, such as Thai curries, BBQ meats and carne asada. Its refreshing nutty aroma makes for the perfect beer after a day on the water.

 


#47 ウオッシュチーズはビールに合うか?

#34 ビールとチーズでも触れましたが、ビールとの相性がいいチーズひとつとして、ウオッシュタイプのチーズがあります。ウォッシュチーズとは、適切に温度管理された熟成庫のなかで、塩水やマール、ワインやブランデーなどの液体を定期的に吹き付けて熟成させますが、代表的なものとして、エポワス、リヴァロ、ポン・レヴェックなどがあります

今回はその中でも割とクセの強い、『リヴァロ AOC』を購入しましたので、簡単にご紹介したいと思います。

 

『リヴァロ AOC』はノルマンディー地方の同名の町で作られてきた、個性豊かなウォッシュタイプチーズ。その側面に、型崩れを防ぐ目的で、葦(あし)の一種を5列巻きつけていましたが、それが有名になり、軍人の階級を表す「コロネル(=大佐)」というニックネームまでつけられるようになりました。今でもその名残として、オレンジ色の紙テープで代用されていますが、これこそがリヴァロのシンボルのようです。

 

ウオッシュチーズは、その強烈で独特な匂いのおかげで好き嫌いが分かれるタイプのチーズです。この『リヴァロ AOC』もその例に漏れず匂いがかなりきつく、初めての人は食べるのに躊躇しますが、思い切って食べてみると、そのスパイシーでクリーミィな味わいにちょっと驚きます。舌触りは滑らか、もちもちとした食感もチーズの旨味をうまく引き出す要素となっています。匂いとは裏腹の、ミルクのコクがたっぷりの味わいに、クセになる人は多いようです。

それで肝心のビールですが、このチーズと相性がいいのはボディが強めのビール、例えば "レフ・ブロンド" や "シメイ・ブルー" 等々。どちらもフルーティでスパイシーな香りが特徴のビールですが、それがウォッシュチーズのコクのあるクリーミーさとうまくマッチして、ビールの美味しさが引き立つように思えました。これはあくまでも個人的な好みに左右されますので、他にもっと相性抜群のビールがあれば、教えていただければと思います。

 


 

この他にも相性の良いチーズは、まだまだ沢山ありますので、折りをみて紹介していきたいと思います。

 

 

※AOC(Appellation d'Origine Contrôlée / アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ):

フランスの農業製品、ワイン、チーズ、バターなどに対して与えられる認証であり、製造過程及び最終的な品質評価において、特定の条件を満たしたものにのみ付与される品質保証。

 


#46 珍しかったのでアップしてみました

 

"Culture Pub" という世界の面白CMを集めたチャンネルが、YouTube 内にあります。暇なときに、たまに見る事がありますが、今日何気なく面白そうなCMをピックアップして再生したところ、映像の最後に東急不動産のCM映像が流れました。誤解のないように補足しておきますが、この「東急不動産」のCMは、YouTube の広告枠の中で流れるCMで、アップされたCM映像とは関係のないものです。ややこしい言い方ですが。

 

ところがこのCM、上の写真を見ていただくと判るように、CM素材に入っているクレジット部分から流れていたんですねぇ、珍しいです。このクレジット、CM素材を識別するために必ず本編の前に入れなければならないものですが、通常、この部分が放送される事はありません。でも、ご覧のように何かの手違いで流れてしまったようです。

 

これがテレビだと放送事故として結構大変な事になりますが、YouTube の場合はどうなるんでしょう。イメージ的には「すいません、ポリポリ」と頭を掻いて終わりとなりそうですが、現実はそうもいきません。何かの形で補償ということになるのでしょうね、恐らく。

 

とりあえずこの状態が何時まで続くのかわかりませんが、下記にアップしますので、ご覧になってください。(このサイトだけのCMではないので、今日にでも差し替えになているかもしれませんが)

 

※追記

既に削除されてました(2012年3月4日 14:40)


#45 意外と楽しいヱビスビール記念館(追記)

27日月曜日は、恵比寿で打合せだったので、またまた「ヱビスビール記念館」を訪れる事に。

2月25日は記念館の開業2周年にあたり、いろんなイベントが行われたようですが、27日は何事もなかったように営業しておりました。2周年記念イベントの名残で、何か特別な事があるかもという期待をしつつ訪れたのですが、その期待は見事に裏切られました。当たり前ですが。

今回で2回目の訪問ですが、日中というのに相変わらずテイスティングルームにはお客さんがそこそこいらっしゃいます。今回は日本人だけではなく外国の方(東欧系)も5〜6名、ヱビスを味わっていました。「どうですか、日本が誇るヱビスビールの味は?」と声には出さず顔つきで問いかけてみましたが、やはり通じませんね。これも当たり前ですが。

 

今回も前回同様、ビール2杯とソーセージ盛り合わせをと思い、ヱビスコイン4枚(計1,600円)を購入しオーダーしようとしましたが、ヱビスセットなるものをメニューに発見。限定30食で、ヱビスビールとプレートに生ハム、バゲット、サラダが乗ったセットで2ヱビスコインとちょっとお得だったので、それに変更。生ハムがけっこう美味しく、ヱビススタウトもぐびぐびと進みました。

ビール評論家?の藤原ヒロユキさんがおっしゃるには、スタウトにはエビ・蟹などの甲殻類や貝類がベストとなマッチングだそうですが、個人的には、スタウトに合う料理は結構幅が広いと思っています。ヱビススタウトは厳密にいうとスタウトでは無いかもしれませんが、濃厚でコクがあり、甘みも感じられる飲み口のおかげで、この生ハムや唐揚げ、鍋料理なども美味しくいただけます。もちろんレバーペーストやテリーヌといったコッテリ味にも◎。ただ、蕎麦にはいまいちでしたね。あっさり味のものや白身魚の刺身などは、やはりピルスが合うようです。

 

で、本日はこのあと予定があったので、2杯飲んだところで終了。1ヱビスコインが余ってしまいましたが、また機会があれば行く事になると思うので、そのままお持ち帰りしました。(1枚400円の価値があるので)

 

次は3月半ばごろかな。