いつものように You Tube Surfing (?)をしていたら、"80's One Hit Wonders" というタイトルのビデオに遭遇。日本語でいうと「80年代の一発屋」といった意味になると思いますが、どんなアーティストが紹介されているのかが気になり、一通り視聴してみました。結論から言うと、ほとんど知らないアーティスト&グループばかり。一発屋というくらいなので、それなりに売れた曲が流れるかと思っていましたが、記憶にない曲/グループ/アーティストばかりでした。
とはいえ、全部で30曲くらいのイントロ部分が流れるなかで、もちろん知っている曲もある訳で、せっかくなので、それらをピックアップしてみることにしました。
まずは、Musical Youthの "Pass the Dutchie", この曲は今でもCMなんかでたまに聴くことがあります。タイトルはこの映像を見て初めて知りました。
次はTracy Ullman の"They Don't Know"。確かにこの曲だけで消えていきましたが、曲自体はかなり完成度が高く、いま聴いても全く古さを感じさせません。しかもPVではあのポール・マッカートニーが "Poul & Tracy" と書かれた車のドライバーとして登場するなど、一世を風靡したアーティストではありました。
Boltimoraの "Tarzan Boy" は、特にコメントはありません。ただ、一度聴いたら耳に残る、ちょっと迷惑な曲だったという記憶だけです。
あと、Frank Stallone "Far from over", Patrck Swayze "She's like the wind "の2曲は、一発屋と分類するのはいかがなものでしょうか。Frank Stallone はお兄さんのSilvester Stallone のおかげで映画「スティン・アライブ」の主題歌を歌いヒットさせる事が出来ましたが、その実力は十分。ただお兄さんがあまりにも大物過ぎて、実力はあっても色眼鏡で見られてしまう。そのせいで一発屋となったのではないかと思っています。本当にもったいないですね。
もう一つの "She's like the wind "ですが、映画"Darty Dancing" の挿入歌としてビルボードのヒットチャート1位に輝いた名曲です。パトリック・スウェイジ自身は俳優であり、歌手ではありませんが、映画の挿入歌ということで本人が歌うことになったようです。それがビルボードの1位に輝くなんて、本人が一番驚いたのではないでしょうか。
映画「ハートブルー(原題:Point Break)」では、銀行強盗でありカリスマサーファーでもある「ボーディ」を見事に演じきり、それ以来大のつく程ファンになりましたが、残念ながら、2009年に57歳の若さで他界。
ちなみにこの役名の「ボーディ」は、仏教の「菩提薩埵(bodhisattva)」からきているとのこと。この頃のパトリック・スウィジは心身ともに最高の時期で、スリル・ジャンキーとして、まさに「スピードのなかで、精神は肉体を超越する by アラビアのロレンス」を体現する役柄「ボーデイ」にぴったりでした。あと、ゲイリー・ビジーの出演、そして最後は30フィート以上はある大波にチャレンジするシーンなど、もろ「ビッグ・ウエンズデー」を意識した映画でしたね。
最後は関係ない映画の話になってしまいましたが、この"80's One Hit Wonders"中になかった曲で、一発屋的な曲は他にもたくさんありますが、この曲は是非とも入れてほしいですね。
20日(金)は、六本木ミッドタウンホールで開催中の「グランビエール 2012 ミッドタウン・ビアナイト」にお邪魔してきました。知人と二人で行く事になっていたので、18:00に会場前で待ち合わせしましたが、18:00 に到着すると、既に長蛇の列。巷でのクラフトビールの盛り上がりを実感せずにはいられませんでした。暫く並んだ後、無事会場に入ることができましたが、試飲がメインとはいえ、かなりシンプルな造りの会場。多少肩すかしを食らったような感覚を覚えましたが、試飲を重ねるうちにそんな事はどうでもいいと思えてくるので不思議です。
一緒に言った知人は、こういったビアフェスが初めてだったので、参加者を興味深く監察していましたが、出てきた結論は「女性が多い」でした。(ここでも肩すかし)
早速、試飲を始めることにしましたが、選ぶのが面倒なので端から順に飲んでいくことに。
試飲は1回あたり50ccと、普通に考えると物足りない量ですが、何十杯も飲もうと思うと、ちょうど良い量なのかもしれません。しかも不思議な事に、1回の量は少ないのに「おかわり」の回数を重ねると、普段以上に酔いが回ってくるんですね。例えば、試飲を10回重ねてもその量は500ccと、中ジョッキ1杯分ぐらいなのに、酔い方は中ジョッキを2杯飲んだような感覚になるなど、どうも脳が回数に騙されていたようです。
とまぁ、そんなこんなで各ブルワリーを回りましたが、酔いの回りが早い事もあって、さすがに全部は無理でした。空腹だった事も酔いの一因かと思い、DEAN & DELUCA が運営するフードコーナーに立ち寄ってみましたが、一律¥2,000のプライスにもっと酔いが回ってしまいましたね。
その後、15杯目くらいまでいったところで、知人がギブアップ。もう十分ということで、最後の1杯を選び、試飲する事にしましたが、選んだのは ANCHOR BREWING の "Brekle's™ Brown"。140年ぶりに復活したブラウンエールという三井食品の担当者の方の呼びかけに、即反応して試飲させてもらいましたが、苦みが抑えられた、カラメル味がやや強めの、割と好みの味でした。
今回は知人のギブアップが早かったせいもあり、16杯くらいで退場と、コストパフォーマンスは余り良くありませんでしたが、やはり、普段は中々飲む事が出来ないビールを、一気に飲めるというのは、本当にありがたいことです。まだまだ修行中の身には、とにかく飲んでみる事が大事なので、その点ではビアフェスは貴重な体験の場となっています。知人もあと何回か連れてくる事が出来れば、もう少し滞在時間も長くなると思われるので、諦めずにいろんなビールを機会を見つけては飲ませるようしようと思っています。
というわけでこの日の試飲は終了。
この後、お腹を満たすために麻布十番の「鶏繁」へ向かい、焼酎を飲みながらのビール談義?でグランビエールの夜は終了。
ちょっと古いネタですが。面白かったので。
Shot high above the streets of New York City, UP THERE reveals the dying craft of large-scale hand painted advertising and the in-told story of the painters struggling to keep it alive. Capturing a trade that is equal parts artistic precision and grueling labor, the film presents a painting tradition pre-dating modern advertising. A craft that today finds itself dangling precariously on the brink of extinction. UP THERE is directed by Malcolm Murray, based on an original concept by Mother. It is produced by Mekanism with music by the Album Leaf. Enjoy!
ブルースを聴くときに飲むビールは何が良いか?
そんな事を考えながら "YouTube" でブルースを検索していたら、上記 BB KING & friends "A Blues Session" という動画にたどりつきました。出演は BB King をはじめ、Paul Butterfield, Phill Collins, Dr. John, Etta James, Chaka Khan, Albert King, Gladys Knight, Billy Ocean,そして Stevie Ray Vaughan, Erick Clapton と超豪華な顔ぶれ。
Why I Sing the Blues を歌い演奏していくんですが、失礼とは思いつつもちょっと笑えたのが Etta James の登場シーン。BB King と Albert King のボーカルのあと、BB King の呼び込みで Etta James が登場しますが、「のっしのっし」という形容詞or副詞?そのままの登場で、しかも迫力あるボーカル、このシーンだけでもうお腹一杯という印象です。そのためその後の Billy Ocean, Gladys Knight のボーカルがやや物足りなくなってしまいますが(Etta James と比べてということです。単独で聴く分には何の問題もありません)、その印象を吹き飛ばすのが Chaka Khan。まだ若くて奇麗で、ハリのある声がアクセントとなって、全体を盛り上げます。
そしてStevie Ray Vaughan, Erick Clapton のギターですが、これもちょっと物足りません。演奏時間がという意味ですが。それぞれのギターソロがもっと聴けると、最高にクールな映像になっていたかもしれないので、その部分が残念。
あと特筆すべきはブルース・ハープの Paul Butterfield。65年にThe Paul Butterfield Blues Bandでデビューし、アメリカン・ロックの影の功労者、サザンロックなどのルーツとして、アメリカ独自のロック誕生に大きな影響を及ぼしたといわれているようです。惜しい事に、87年にアルコールとドラッグにより、45歳という若さで他界。そんなわけで、ライブ映像も少ないため、貴重な映像だともいえますね。
若干物足りなさはあるものの、久しぶりの BB King に満足したひと時でした。
えっ〜と、それで最後にブルースを聴くときに飲むビールですが、結論としては「何でも良い」ということにします。最高の音楽には何でも合うんですね。日本酒でもOKだと思います。(すいません、選べなかったというのが本音です)
以上。
#47 ウオッシュチーズはビールに合うか?でも書きましたが、チーズはワインだけのものではありません。ビールと一緒に食べても全く問題なく、中にはトラピストビールのシメイで有名なスクールモン修道院で作られる“シメイ・ア・ラ・ビエール”のように、ビールでウオッシュされたチーズもあるくらい、チーズとビールの相性はいいといえるのではないでしょうか。基本的にはウオッシュタイプ、スモークチーズも含めたセミハードタイプのチーズは、ビールとの相性は抜群です。ただし、ウオッシュタイプのチーズは、その強烈な匂いのせいで、好みが分かれるかもしれませんが。
それ以外のチーズ、例えばロックフォール、ゴルゴンゾーラといったブルーチーズや、ブリ、カマンベール等の白カビチーズも比較的相性は良いと言えます。最近はゴルゴンゾーラを"FINE WAFER CRISPBREAD TUSCAN"にのせて、"YONA YONA ALE"と一緒にいただくのが定番となっていますが、ブルーチーズ特有の塩っぽさはペールエールに良く合います。
あと面白いのは「プレフォゾラ」という、カマンベールチーズに青カビが入ったハイブリッドなチーズ。マルイのチーズ売り場で、ビールに合うチーズというリクエストに応えてもらったもので、ブルーチーズが苦手という方にもお薦めのチーズです。白カビチーズは一般的に淡白で口当たりの良いものが多いのですが、その口当たりの良さと青カビの風味が相まって、絶妙なバランスを見せるのがこの「プレフォゾラ」。白カビの特徴である、熟成がすすむにつれとろりとやわらかくなるミルクの風味の中に、青かびの風味が口いっぱいに広がります。
洋ナシやリンゴのスライスと一緒に、食後のデザートとしてもお薦めらしいのですが、今日は薄くスライスしたものに、メイプルシロップをかけていただく事にしました。チーズにシロップは合わないかとも思いましたが、これが以外といけます。シロップの甘さと、青カビの塩っぽさとが口の中に広がり、白カビチーズのクリーミィな食感がそれに拍車をかけるように全体を包み込む、そんな感じで美味しくいただくことができました。ただ、この食べ方はビールには合わないかもしれません。やはりシロップの甘さはビールにはイマイチ。コーヒーと一緒に食べるのが良いかもしれません。
ビールとチーズは相性が良いとさんざん言っておきながら、このオチは何だと怒られそうですが、もちろん単独で食べれば問題ないので、食べた事のない方は是非。