"RoboCup 2012" が6月18日〜24日の7日間、メキシコシティで開催されているのを、たまたま記事の検索中に知りました。このサイトとは全く関係のない記事ですが、個人的には少しだけ関わりがあったので、懐かしさついでに紹介していきたいと思います。
1999年にソニーのAIBOが発売された時、仕事としてAIBOに関わる事になり、その仕事の一環としてこのRoboCupの存在を知ったのですが、ちょうど10年前の2002年の福岡大会では、AIBOのプロモーションスタッフとして、間接的に参加する事になりました。当時の競技カテゴリーは、
- RoboCupSoccer
- RoboCupRescue
- RoboCupJunior
の3つがあり、さらにRoboCupSoccerは
- Simulation league
- Smolle-size robot league
- Middle-size robot league
- Four-legged robot league
- Humanoid league(2002年大会より)
に分かれていました。
この中のFour-legged robot league(四足ロボットリーグ)は、タイトルを見ただけでも分かりますが、AIBOによるサッカーゲームで、AIBO4体が一つのチームとなって対戦していきます。ただ、その時はまだまだスタートしたばかりで、フィールドにあるボールにAIBOが集まっていくだけといった印象で、とてもゲームと呼べるレベルではありませんでした。ただ黎明期でもあったので各チームの熱気は凄かったように記憶しています。その後は年々プログラミングのレベルもあがり、だんだんとサッカーの試合にはなってきましたが、残念ながら2006年にAIBOの販売が終了したことで、2007年にFour-legged robot leagueは終了となったようです。
翌2008年からは、二足歩行ロボット「Nao」(仏アルデバラン社製)を使用した共通プラットホームリーグ、Standard Platform Leagueが始まり、これまでの四足ロボットリーグ同様、プログラミングの優劣のみを競うものとなっています。
AIBOの仕事を離れてからは、このRoboCupへの関心も薄らぎ、その存在自体を忘れていたのですが、「継続は力なり」というように、大会のレベルもかなり上がっているようですね。このまま回を重ねていけば、目標とする
By 2050, develop a team of fully autonomous humanoid robots that can win against the human world champion team in soccer.
「西暦2050年までに、人間のサッカーの世界チャンピオンチームに勝てる、自律型の人型ロボットチームを作る」
というのも夢ではないようです。
少々強引ですが、ラッシュ・ライフもオープンまであとわずかとなった今、このRoboCupの発展しながらの存続が、多少なりとも自分自身の励みにはなりました。
では最後に2010年シンガポール大会でのNAOの映像をご覧ください。いいね!ボタンを10回くらい押したくなる映像です。
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