#57 たまにはブルースを聴きながら

ブルースを聴くときに飲むビールは何が良いか?

 

そんな事を考えながら "YouTube" でブルースを検索していたら、上記 BB KING & friends "A Blues Session" という動画にたどりつきました。出演は BB King をはじめ、Paul Butterfield, Phill Collins, Dr. John, Etta James, Chaka Khan, Albert King, Gladys Knight, Billy Ocean,そして Stevie Ray Vaughan, Erick Clapton と超豪華な顔ぶれ。

 

Why I Sing the Blues を歌い演奏していくんですが、失礼とは思いつつもちょっと笑えたのが Etta James の登場シーン。BB King と Albert King のボーカルのあと、BB King の呼び込みで Etta James が登場しますが、「のっしのっし」という形容詞or副詞?そのままの登場で、しかも迫力あるボーカル、このシーンだけでもうお腹一杯という印象です。そのためその後の Billy Ocean, Gladys Knight のボーカルがやや物足りなくなってしまいますが(Etta James と比べてということです。単独で聴く分には何の問題もありません)、その印象を吹き飛ばすのが Chaka Khan。まだ若くて奇麗で、ハリのある声がアクセントとなって、全体を盛り上げます。

 

そしてStevie Ray Vaughan, Erick Clapton のギターですが、これもちょっと物足りません。演奏時間がという意味ですが。それぞれのギターソロがもっと聴けると、最高にクールな映像になっていたかもしれないので、その部分が残念。

 

あと特筆すべきはブルース・ハープの Paul Butterfield。65年にThe Paul Butterfield Blues Bandでデビューし、アメリカン・ロックの影の功労者、サザンロックなどのルーツとして、アメリカ独自のロック誕生に大きな影響を及ぼしたといわれているようです。惜しい事に、87年にアルコールとドラッグにより、45歳という若さで他界。そんなわけで、ライブ映像も少ないため、貴重な映像だともいえますね。

 

若干物足りなさはあるものの、久しぶりの BB King に満足したひと時でした。

 

えっ〜と、それで最後にブルースを聴くときに飲むビールですが、結論としては「何でも良い」ということにします。最高の音楽には何でも合うんですね。日本酒でもOKだと思います。(すいません、選べなかったというのが本音です)

 

以上。