(前回からのつづき)
おじさんに別れを告げ、参加申込をするために、ツアーデスクへと向かいました。
500円玉と引き換えに首掛け式の参加証を受け取り、控え室で待機するよう案内されましたが、控え室には既に10名程の参加者が座っていました。平日の午後遅い時間だったので、参加者は2〜3名程度かと思っていたので、これには少々驚きです。
その後定時になり、ガイド(アテンダント)のお姉さんが登場。ハイトーンボイスで、説明&引率を開始します。
最初に案内されたのは、初期のヱビスビールの瓶がディスプレイされたコーナー。背後には歴史映像が投影されるスクリーンが設置されています。
館内の展示方法は、ヱビスビールの瓶が製造初期から時代順にディスプレイされ、その時代に関連する写真や小物、ポスター類が上下白左右に展示されるスタイル。歴史があるため、瓶の種類も多く、結構な本数がディスプレイされていました。ちなみに日本で最初にビアホールを営業したのは、ヱビスビールだそうで、その当時のビアホールを再現した模型が、フロア中央に展示されてました。ある意味、日本のビール製造のパイオニアとしての自負が、そこには感じられましたが、精密で造りも良く出来た模型です。
本当は、ガイドのお姉さんの説明を聞きながら展示品を見るべきなのでしょうが、写真撮影に忙しくほとんど右から左へ聞き流す、かなり感じの悪い客になっていました。自分でも自覚していたので、次は真剣に聞きますので許してと心の中でつぶやきつつ、展示品の周りをウロウロ。そうして展示コーナーに割り振られた20分という時間は、あっという間に終わってしまったのです。
展示コーナーを抜けると、いよいよ本命の試飲コーナー。テープルには既におつまみ?の枝豆のフライがセットされており、中央には麦芽とホップの見本が置かれてました。お姉さんの説明によると、エビスビールに使われているホップはドイツ産とのこと。おそらくハラタウがザーツと思われます。麦芽の産地は聞きそびれてしまいましたが、ベースモルトから着色用のスペシャルモルトまで、色の濃さの順に展示されておりました。
で、いよいよ美味しいビールの注ぎ方がはじまります。特に斬新な目新しい注ぎ方というわけではなく、YouTube等にアップされている注ぎ方映像と大差はありませんが、ガイドのお姉さんのハイトーンボイスの声に合わせて注がれるビールは、とても美味しそうに見えるから不思議。カウンター奥では、助手の方々が同じようにグラスにエビスを注ぎ、順にサーブしていきます。
参加者全員にサーブし終えると、ガイドのお姉さんの乾杯の声に合わせて、参加者も乾杯の唱和(乾杯ではなく違う言葉だったような記憶、ビールを早く飲みたかったせいで覚えてません)。
2杯目は、まだ1杯目が残っているにも関わらず、サーブされます。ツアー時間の制約があるからと思われますが、ちょっと忙しい感じです。お姉さんは「ご自分のペースでどうぞ」と言ってはくれますが、急いでグラスを空にしました。
以上でツアーはお仕舞いですが、ヱビスビールの歴史に思いを馳せながらビールをいただくのは実にいいもんですね。(説明はほとんど聞いてませんでしたが)
また飲みに(聞きに)いきたいと思います。