2月15日は、恵比寿のサッポロビールに行ったついでに、一昨年の2月にオープンした「ヱビスビール記念館」に足を運んでみました。入るとすぐに写真の「恵比寿様」が正面でお迎えをしてくれる造りとなっており、その左右の階段を下りてホールに入っていく事になります。正面には銅で出来た巨大な仕込釜(煮沸釜)がディスプレイされており、訪れた人をその気にさせているようにも思えました。(自分だけかも)
初めてという事もあり勝手が分からずウロウロしていたら、右奥にカウンターとテーブルを発見。近寄るとなんとヱビスのテイスティングルームとなっているではありませんか。これはと思いすかさず入りましたが、世の中、やはり甘くはありません。有料でした。テイスティングルームという名のヱビスビールオンリーのビアパブなんですね。とはいえ、<ヱビススタウト>(これがまたクリーミーで美味しい)や、ヱビス<ザ・ブラック>がグラス1杯400円で飲めるというので、入る事に。
テイスティングルーム内では現金での売買は出来ないのか、入り口にある自販機で1枚400円の「ヱビスコイン」を購入し、それで支払をするというシステム。ビールはすべて1ヱビスコインで購入できますが、もちろん<ヱビススタウト>をオーダー。小腹もすいていたのでソーセージも併せて注文。値段は2ヱビスコインと、コチラは一般の飲み屋さん並の値段設定でした。
席についてスタウトを飲みながらソーセージをつついていると、おじさんが一人、隣の席にやってきました。そしていきなり自分のビールを僕の方に差し出し「乾杯」と一言。つられてつい「乾杯」と返しましたが、見ず知らずの人にいきなり乾杯といわれ、チョイ引きに。ただ人の良さそうな穏やかな顔だったので、「よくいらっしゃるんですか」と、大人の対応をしてみました。するとおじさんはその一言を待っていたのか、この記念館のおもしろさと、いかに自分が利用しているかを話し始めます。
おじさんはかなりのビール好きらしく、しばらくはビール談義で盛り上がりましたが、そのうち記念館のツアーの話となりました。このツアー、有料(500円)なんですが、参加者は全員ヱビスビールがグラスで2杯飲めるとの事。ツアー前半は展示品の説明が中心で、それが終わるとツアー専用のテーブルにて、ビールの基礎知識から美味しいビールの注ぎ方までをレクチャーしてくれるそうです。おじさんはこのツアーの常連らしく、ほぼ毎週通っているようでした。理由は、3回ツアーに参加するとテイスティングルームのビールが1杯、無料になるからで、6回参加すると2杯がタダになるそうです。そして12回参加すると「ヱビスマスター」ともいえる修了証をいただく事が出来るとのことで、当然おじさんは持っていました。
ちなみにおじさんのメンバーカードの会員番号は、「002」。さすがというか、暇な〜というか。平日の時間つぶしにはもってこいとおっしゃってました。ある意味達人なのかも。
そうこうしているうちに、2杯目のヱビス<ザ・ブラック>も飲み干し、ソーセージも食べ終わったので、おじさんに別れを告げ、ツアーに参加するためツアーデスクに向かいました。
次回はそのツアーの話を書きたいと思います。